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「琵琶??・・・それって楽器?」
そうです。ギター、リュート、ウードなどと同じ起源を持つ絃楽器です。
ペルシャの「バルバド」という楽器が起源とされていますが、
バルバド自体がどんな楽器だったのかは、資料が残っておらず分からないようです。
西暦7〜8世紀頃(奈良時代)に、シルクロード経由で中国から日本に入ってきたそうです。
「耳なし芳一の?」
そうそう、その琵琶です。「琵琶=暗い・怖い」というイメージをお持ちの方が多いのは、この話の影響かと思われます。ベィ〜ンと揺れる音色は、確かに明るいと言うよりは暗い。。。でも明るいメロディーも弾けますし、楽しい演奏だってできます。
「平家物語を話すの?」
そう、琵琶といえば平家物語です。でも「平家琵琶」で語る平家物語と、「薩摩琵琶・筑前琵琶」で語る平家物語は、全く違う芸能です。
平家琵琶はそもそも平曲(平家物語)を語る専門の楽器で、独特の節回しで平家物語を語り、合間に琵琶を「バラリ〜ン」と鳴らします。激しくかき鳴らしたり、音楽的な演奏をすることはありません。
薩摩・筑前琵琶では、色々な話(平家物語以外もあります)を、琵琶の「合いの手」を入れながら語ります。合いの手はその話の情景を描写するものなので、情緒的だったり激しかったり、けっこう音楽的です。
「果物のビワや琵琶湖との関係は?」
カタチが楽器の琵琶に似ていたためにビワと名づけられた、つまり楽器の方が先と言われています。
「琵琶って種類があるの?」
はい。大きく分けて5種類あります。以下に簡単に記します。
■楽琵琶(がくびわ)
奈良〜平安時代に渡来した、雅楽の演奏に用いる琵琶。
サイズが大きく、バチは小さい。横に構えて演奏する。
声は使わず、合奏の一部として用いる。

■平家琵琶(へいけびわ)
「平曲」を語るための琵琶。「平曲」は源平合戦の話で、平家滅亡後の鎌倉時代初期に琵琶法師たちが民衆に語り聞かせ始めた。平家琵琶で語られる話が、その後文字にされ、現代に伝わる「平家物語」になった。楽器の形は楽琵琶とほぼ同じで、サイズは一回り小さい。

■盲僧琵琶(もうそうびわ)
楽琵琶と同時代に中国から九州へ渡ってきて九州各地に広まったと言われていたが、別の説もあり。仏教の説教節と強い結びつきがあり、盲僧が全国を行脚し各地に広まった。仏教思想以外の滑稽な物語なども演奏する。

■薩摩琵琶(さつまびわ)
幕末、薩摩藩のお殿様が、自藩の武士達の教育の為に薩摩盲僧琵琶を利用。楽器を改良し、力強い合戦物など士気が上がるような曲を作り、学ばせた。大きく鋭角なバチで琵琶の前面を叩きながら演奏するのが特徴。

「錦心流」という流派が生まれ、錦心流と区別するため元々の流れのものを「正派」と呼ぶ。昭和になると錦心流から「錦琵琶」という筑前琵琶の音楽要素を取り入れた流派が生まれた。錦流からは更に「鶴田流」という流派が生まれ、語りの伴奏楽器としてだけではなくより音楽的、器楽的な演奏を行うようになった。
■筑前琵琶(ちくぜんびわ)
明治20年頃、筑前盲僧の家系に生まれた琵琶奏者が、薩摩琵琶と三味線音楽の要素を取り入れながら、筑前盲僧琵琶を改良した。
前面に桐の木を使っているので薩摩琵琶より柔らかい音がする。
薩摩琵琶に比べて楽器もバチも小さめ。(筑前=福岡県西部)


種類や各流派については琵琶楽協会のホームページに、とても詳しい説明があります。

琵琶